もうひとつの「DOOR」

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□ くちなしの墓 第二部 □

くちなしの墓 10

 梅雨空が戻ってきていた。
南や西の地方では梅雨明けの宣言が出された所もあるようだが、このあたりでは前線がしぶとく居座って、活発化しているらしい。

壮太は、今日は佐藤を誘わなかった。
仕事が終わって挨拶をすると、佐藤は一瞬何か言いたそうにしたが、結局は何も言わずに黒い蝙蝠傘を広げてバス停へと去っていった。

外はまだ薄明るく、蒸し暑かった。

どこかの居酒屋でもらったビニール傘をさして、壮太は鉄工所の近くの定食屋へ行き、まず腹ごしらえをした。
店を出る頃にはやっと、すっかり暗くなっていた。風はなく、しとしとと雨が落ちてくる。

バスに乗り、商店街のアーケードに向かう。
スーパーマーケットの前の停留所に着く少し前に、雑居ビルの前に不良座りをしている派手なシャツにリーゼントが見えた。

壮太はバスを降りると、そっとその背後に近付いて行って、ドスの利いた声で「おい」と声をかけた。

「うわ! すいませんっ!」
タカシは慌てて立ち上がり直立不動になったが、振り向いて壮太の顔を見ると、
「なぁんだ! センパイじゃないっすかぁ。驚かさないでくださいよー。」
と、素っ頓狂な声を出した。

「何やってんだ? こんなところで。」

「センパイ~、昨日はごちそうさまでした。」
タカシはペコリと頭を下げてから続けた。
「おつとめっすよ。昼間、組長が東京から他のところの組長さんを連れて帰ってきたんで、今、ここのスナックで接待っす。なんでもうちの組長とは兄弟分だとかで・・・。」

タカシは雑居ビルの上のほうの階を指さした。

「あぁ、例のスナックか。『笑美』とかいう名前の・・・。」
「あれ? センパイ、知ってるんっすか?」
「なんだよ、お前が夕べ話してくれたんじゃないか。」
「そうでしたっけ・・・。いやぁ夕べは結構飲んじゃったんで、あんまり覚えてなくて・・・。あっ、いや、でも、本当に楽しかったんすよ。」

「わかったわかった。」
慌てて言い訳をするタカシに、壮太は笑いながら返した。

「お前さんは行かないのか?」
「俺なんか同席させてもらえるわけないじゃないっすか。ここで見張りっすよ。」
「なるほどね。」

「センパイ、今夜は・・・?」
「おう、もうメシは済ませたんだけどな。またお前さんとばったり会えたりしたら一緒に飲もうかと思ってたんだが、そうか、今日は仕事中か。」
「そうなんっすよ・・・残念っす。いやでもオレ、ちょっと今日は二日酔いで酒は飲めねぇっす。」

「ははは、そうか。じゃ、悪いが俺一人で行かせてもらうよ。おつとめ、しっかりやれよ。」

「うぃーっす。」
タカシはしょげたように返事をして、またその場所に座り込んだ。

壮太は雑居ビルに入り、エレベーターで3階へ上がった。
狭くて薄暗いエレベーターホールの正面にはバーの入り口があり、右側には木目の扉に「スナック笑美~emi~」というプレートが下がっていた。

ドアを開けると、黒い絨毯が敷かれた店内は暗く、あまり広くは無かった。
カウンターの中から、先日シルバーのセダンを運転していた女が「いらっしゃいませ」と声をかけてきた。
今日は黒っぽいワンピースを着て、きちんと化粧もしている。真っ赤な口紅が印象的だった。

どうやら、やくざさんが来ているからといって、貸切にしているわけではないようなので、壮太はホッとした。

中から女の子が一人出てきて、「こちらどうぞ」とカウンターの前にある小さなボックス席に案内してくれた。
ボックスは3卓ほどしかなく壮太の他に一組の客が飲んでいるが、どうやら店の奥のほうには、広いボックス席がもう一つあるようだった。
そこだけはカーテンで仕切られていていて、中からにぎやかな声が聞こえてくる。
店の女の子が飲み物を持って入って行く時に、ちらりとスーツを着た男が数人と、席についている女の子たちが見えた。

ママであろうあの女は、カウンターの中でせっせと飲み物やつまみを用意しているらしかった。

壮太を案内した女の子は、おしぼりを手渡しながら言った。
「今日はお得意さんが来ていて、私くらいしかあいてないの、ごめんなさいね。」
「いや、かまわないよ。水割りくれるか? 俺、この店は初めてだから乾杯しよう。」

女の子はすぐに、ウイスキーと氷を用意し、自分も烏龍茶らしき飲み物を持ってきた。
小柄で、白っぽいスーツを着ているが、少しぽっちゃりとしていてどこか垢抜けない、真面目そうな雰囲気の子だった。
「それじゃ、いただきます。今日はいらしてくれてありがとうございます。」

乾杯すると、女の子はポーチから名刺を取り出して壮太に渡した。
「里子」と書いてある。

「ホント、ごめんなさいね、私しかお相手できなくて。」
里子はまた、申し訳なさそうに言った。
「なんで謝るんだ?」

「だって・・・。」
伏し目がちになって里子はちょっと下膨れ気味の頬に手を当てた。精一杯化粧をしている、という感じだが、素顔だったら古風で日本的な顔立ちなのだろう。しかし肌は雪のように白く美しかった。

「お得意さんの席に、綺麗なお姉さんたちが皆してついちゃってるから。私はこの店では一番新人で、落ちこぼれなんです。」

「そんなふうに言うなよ。俺は派手で色っぽいおねえちゃんだとどうしたらいいのかわからなくなるから、あんたみたいな人のほうがくつろげて嬉しい。」
実際、里子はどこか、人をホッとさせるような魅力があると壮太は思った。

里子は本気で照れているような笑顔を見せた。そういうところも素人っぽい。

壮太はしばらく、里子と他愛のない世間話をした。
途中、里子にも酒をすすめてみたが、
「私、お酒弱くって。ちょっと飲んだだけでゆでダコみたいになっちゃうんです。」とはにかんだ。
里子は、だんだんに壮太に心を許し始めたのか、自分が水商売に入ったいきさつをぽつりぽつりと語り始めた。学生の時に父親を亡くし、今は家を出ているのだが、実家には母とまだ中学生の弟がいて、その弟の学費の足しに・・・と水商売に入ったらしい。
その地味な容貌のせいで断られた店が何件か続いたが、ここ「笑美」のママは事情を知って快く雇ってくれたらしい。

そうしている間にも、カーテンの向こうのボックス席には、盛んに女の子が氷の入れ物や新しいボトルや料理を持った女の子が出入りしている。

「あちらの席はずいぶん賑やかだな。」
「えぇ。お得意さんと言うよりは、うちのママのパトロンみたいな人だから。今日は接待らしいんです。」
「銀龍会のボスなんだろ?」

里子は目を丸くして、壮太の顔をまじまじと見た。
ちょっとだけ警戒したような表情を見せる。
「どうしてそれを? お客さんももしかして、そのスジの人・・・?」

壮太はわざと軽く笑って「違う違う。」と手をひらひらさせた。
「俺はしがない鉄工員。さっき偶然、このビルの入口で見張り役をしてる下っ端の組員に会ったんだけどな。中学の後輩なんだ。それで話を聞いたんだよ。」

「あぁ、そういうことですか。」
里子は見るからにほっとしたような顔をした。
やはり、小さな組とは言え、暴力団のボスが客として来ているとなれば、貸切にまではしないものの従業員にも警戒を怠らないようにという指示は出ているのだろう。

道理で、カウンターの中でママと一緒に酒や料理を作っているバーテンダーも、目付きが鋭くてどちらかと言うと用心棒のような風貌なわけだ。
カーテンがひらりと揺れて中が見えたときに、一瞬、あのタカシの「アニキ」が席に座らずにソファーの横に立っているのが見えたのも、あの「アニキ」がボディガード役であることを語っている。

「パトロン、ってことは、ここのママはボスの恋人かなんかなのか?」
里子は少し困惑したような顔をした。
「そういうわけでもないみたいです。でもまぁ、何か事情はあるんでしょうね。だけど、ママには『旦那さん』がいるし・・・。」

「旦那さん? 結婚してるのか?」
ちょっと驚いて壮太は聞き返した。

里子は「しゃべってもいいのだろうか」と逡巡したような顔をしたが、カウンターにちょっと視線を走らせてから、小さな声で話した。

「『旦那さん』っていうのは呼び名みたいなものらしいんです。実際には結婚はしてないけど、一緒に暮らしている男の人だから。時々この店にもふらっと顔を出すんですよ。」

「へぇ、その旦那さんっていうのは・・・。」
思わず、壮太が尋ねようとした時だった。
里子がもっと小声になって、壮太に顔を近付けながら言った。

「ウワサをすれば、その『旦那さん』。」

言われて、壮太も盗み見をするように店の入口を見た。
ドアから入ってきてカウンターへ近付く男が一人。

工藤だった。

あまりジロジロと見るわけにも行かないので、壮太はうつむき加減に酒に口をつけた。
里子も、あまり工藤に良い感情を持っていないのか、パタリと話すのをやめて、カウンターの方は見ないようにしながらテーブルの上を拭いたり灰皿を替えてみたりしている。

工藤はカウンター越しにママに何か話しかけている。
その視線の先や、手の動きから、カーテンの向こうのVIP席の事を話題にしているだろうことがわかる。

最初に工藤を見つけた時、銀龍会の事務所から出てきたくらいなのだから、当然、VIP席に挨拶でもしに入るのだろうと思いながら壮太は様子を窺っていたが、予想に反して工藤はママと何やら頷きあっただけで、すぐに店を出て行ってしまった。

壮太も拍子抜けしたし、隣で里子も緊張がほぐれたように小さくため息をついた。

壮太は、工藤の後をつけるか迷ったが、なんとなく今の里子のため息の意味が気になったので、問いかけてみた。

「今のが『旦那さん』なのか? 夫婦とか恋人って感じじゃぁなかったな。」

「私もよくわかりません・・・。長年連れ添ってる夫婦みたいに、落ち着いた仲なのかもしれないけど・・・でも・・・。」

里子はまた、自分の頬に手を当てた。困惑したり話すことを迷った時にする癖なのだろう。カウンターの方へ視線を走らせると、さっきよりも更に消え入りそうなほど小さい声で話し始めた。

「私、一度ママと旦那さんが言い合いしてるのを聞いちゃったんです。お店を開ける前でまだ誰も来てなくて。その時にママが・・・。」

壮太は固唾を飲んで、里子の言葉を待った。

「『そりゃあんたとは夫婦でもないんだし、何をしようと勝手だけどね、あたしの店の女の子にだけは手を出さないで』って、かなりの剣幕で・・・。
 ママはハッキリした性格で、時々辛辣なことも言うけど、あたしなんかを雇ってくれるような懐の深い人なんです。だから、私、びっくりしちゃって。」
 
なるほど、先程工藤が入ってきたときの里子の態度がおかしかったのは、そういう事があったからなのか。

工藤と銀龍会と笑美のママ、このつながりがどうもハッキリと見えてこない。
しかし、壮太にとって、そんなことはもう、どうでも良いように思えてきた。

とにかく、工藤を小夜子に近づかせなければいいのだ。それだけだ。

壮太が帰ろうとすると、ママがあわててカウンターから出てきて、
「今日はお相手できなくてごめんなさいね。」と詫びた。

エレベーターホールには、里子だけが見送りに来た。
ノロノロと1階から上がってくるエレベーターを待つ間に、里子が遠慮がちに
「また・・・来てくださいね。」と言った。

壮太は、
「あんたがいるならまた来てもいいが、本当はどうなんだ?」とビニール傘の先を床のタイルの継ぎ目に沿わせながら聞いた。

里子は、少し腫れぼったい一重まぶたの目をいっぱいに見開いて壮太を見た。

「あんた、水商売を続けるか迷ってるんだろう? どちらかと言うと、もうこの店をやめようかと思ってるんじゃないのか? だけどママに恩があるしとかいう理由で決めかねてる。」

「どうして・・・?」
里子の瞳には、今にもこぼれそうな涙が浮かんだ。

「なんとなく、だけどそう思ったんだよ。だから、あまり客には喋っちゃいけないようなことまでついしゃべっちまったんだろ?
 ・・・あんた、水商売じゃなくてももっと向いてる仕事があるよ。まぁ、話がうまいしよく気がつくから、せめて料理屋とか旅館の仲居とか、そういうほうがいいんじゃないか?」
 
「ありがとう・・・。考えてみます。」

壮太がエレベーターに乗り込みドアが閉まるとき、里子は深々と頭を下げた。


外に出ると、雨はほとんど傘がいらないほどの霧雨になっていた。
タカシはもう帰されたのだろうか、姿が見えなかった。

壮太は、先日工藤が車を路上駐車していた公園の脇へ行ってみた。
何台かの車があったがシルバーのセダンは停まっていなかった。ただ、ついさっきまで車があったのだろうと思われる、アスファルトがあまり雨に濡れていないスペースが一つあった。

「今日は工藤は帰ったのかな。」

壮太は、バスに乗る気にあまりなれず、ぶらぶらと時間をかけて「てつ」へ向かって歩いた。




      つづく

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長い!(^^;)
長すぎですね・・・。
すみません(ToT)


しかも話が進まない!

次回こそは進展させます・・・(ホントか?)

ふふっ。お遊びはここまでだぜ・・・ヽ( ´ー)ノ (遊びだったのかよ)
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Date:2011/10/24
Trackback:0
Comment:15
Thema:オリジナル小説
Janre:小説・文学

Comment

* No Title

これからこれから……どきどき(^^)

アクションシーンはいつ出るんだろう?(^^)
2011/10/24 【ポール・ブリッツ】 URL #0MyT0dLg [編集] 

* ポールさんへ♪

あ、アクションシーンですか!?(((^^;)(;^^) ))アタフタアタフタ

えっと、くちなしの墓はハードボイルドだったかな(^^;)
2011/10/24 【秋沙 】 URL #mQop/nM. [編集] 

* No Title

これから…これからですよね?(笑)

さすが壮太、するどい。
里子が辞めたがってるのを見破るなんて。

次回、進展をお待ちしてます~~ ^^
2011/10/24 【西幻響子】 URL #U8GV5vt2 [編集] 

* No Title

しがない鉄工員(?)の壮太、探りを入れますね~

里子ちゃんの心を読んでしまうところなんか、
後の姿が容易に想像できちゃいます?

タカシ、良い味出していますよ。

続きが楽しみです^^

2011/10/24 【けい】 URL #- 

* No Title

だってやくざがでてきて元ラグビー部員が出てきてそして最後のほうには「組織の人間」が出るんでしょう?

これでアクションシーンがなければウソだ(笑)
2011/10/24 【ポール・ブリッツ】 URL #0MyT0dLg [編集] 

* No Title

この、何気ない里子との会話のシーン。
情景と、壮太の人間味がジワジワと浮かびますね。
やっぱり秋沙さんは、長編を書く人なんですよ。
じわじわと。

私はどちらかと言うと、ネット用モノ書き(笑)なんですが、最近、このじわじわ・・・の魅力に取りつかれてきました。
それでもがんばって短くしようとしてる自分が、なんか妙で^^。

次の展開を急ぎたい気持ちと、そのシーンをじっくり描きたい自分との、葛藤ですね。
ああ、書くって、楽しいけど、悩みますね。

さてさて、工藤。
一体この人は、どんな人?
なにか、隠された正体があるのでしょうか。
壮太・・・気を付けてよ!
2011/10/24 【lime】 URL #GCA3nAmE [編集] 

* 西幻さんへ♪

え、えぇ、こ、これから、これからですとも(^^;)
たぶん・・・(ぇ)

壮太にこんな事をさせちゃうから(里子の本心を見ぬいた件ね)、皆さん、壮太の風貌を現在の坂木そのままで思い描いちゃうんでしょうね(笑)
若いくせに、妙に老成した人物ですねぇ、壮太って(^^;)

進展するのは、次の次くらいかも(^^;)
2011/10/24 【秋沙 】 URL #mQop/nM. [編集] 

* けいさんへ♪

あぁもう、あっという間に追いつかれちゃってるし(^^;)

そうそう、そうなんです。
まだ若い壮太ですが、後に「坂木」となった時の片鱗をちょっと見せておきました。
不器用なくせに、ちょっと引いて相手を観察することができる人なんでしょうね、きっと。

タカシ、ちょっとかわいいでしょ?(手前味噌)
どうでもいいチョイ役のつもりだったのに、ついつい情がうつって書き込んじゃいました。

でも所詮は、やくざさんの使いっ走り。活躍してもらえるのもこの辺までですかね・・・(^^;)
2011/10/24 【秋沙 】 URL #mQop/nM. [編集] 

* ポールさんへ♪

た、確かに・・・(^^;)

こんだけ暴力的な感じの面々が揃っていて、アクションがないなんて星のない夜空、ク○ープの無い珈琲・・・(^^;)

え~~~んどうしよう~~~アクションなんて書いたことないし書ける気がしない~~~(ToT)
2011/10/24 【秋沙 】 URL #mQop/nM. [編集] 

* limeさんへ♪

ホント、葛藤ですね~。

私も一度は、全てを削ぎ落したお話を書いてみたいです。

だけど、この「くちなしの墓」に関してはもう、いっぱい描き込んでやる!って決心してしまったのでどうしようもないです、ハイ(ToT)
実は内容を要約してみたら、すっげー短くてたいしたことないお話だったりするんですよね(笑)だから深みを持たせるためにこうするしか無かったという話も・・・(^^;)

私の書くお話って、サスペンスとかミステリーのようにハラハラさせる展開で読ませる物ではないですし、こうやって心情や情景に迫っていくしかないんですよね・・・。
まどろっこしくてすみませんが、もうちょっとお付き合いくださいね。
limeさんの生み出したキャラクター達を使わせていただいておいて、ちゃんとlimeさんを納得させられるか・・・だんだん怖くなって来ましたが(^^;)
2011/10/24 【秋沙 】 URL #mQop/nM. [編集] 

* なんだか、いや~な感じですね。

切ないと言うより苦しくなります。
大切なモノを守りたい。その一途な思いが届くのだろうか、と。
世の中って、理不尽にまみれていて、耐えるしかない人の存在が公然とあって、いったいどうして??? ともどかしさに狂いそうになりますね。(いや、既に狂人のくせに何を言ってるやら??(--;)

静かに静かに進行しながら、里子さんの心情や境遇に寄りそう感じが秀逸です。
そこに触れることでこの世界に一気に深みが出て、虐げられる女性の存在が浮かび上がってきますね。そこに小夜子もいる。
だけど、彼女だけじゃない。というような。
世界の広がりは同時に理不尽さの象徴なので、そこが辛い。
でも、これはこれで描き切りたい情景で、ここを通らずには進めないというのも分かる気がします。
2011/11/21 【fate】 URL #- 

* fateさんへ♪

小説の世界なのだから、「勧善懲悪」で、悪い人だけがひどい目に会うようにしてしまう事も、作者の意思一つでできるはずなんですけどね・・・。
やっぱり世の中、現実には理不尽だらけ。何の罪もない人が命を奪われたり、何かに耐え続けなければならなかったり、という事が起きている。
とっても辛いけれど、そこを書かなくちゃいけないな、と、このお話を書き始めてから思ったわけです。

あぁだけどfateさん、そう言っていただけて嬉しいです!
この「里子」のエピソードを盛り込むことは、本当に良かったのかどうか悩んだんです。あまりにも蛇足なんじゃないかって。
いや、実を言うと、壮太にべらべらと工藤とママの関係をしゃべる女の子・・・というのが、設定上不自然に思えた・・・というか、そういう軽い感じが嫌だったというだけの事だったりするんですが(笑)。
2011/11/21 【秋沙 】 URL #mQop/nM. [編集] 

* No Title

どんなに目立たないようにしてもねぇ。
工藤、気がつくんじゃないのかな。
壮太の行動はやり過ぎだよね。
行動力があるのも考えものかもしれない。
どうなるんだろう・・・
2011/12/03 【ぴゆう】 URL #- 

* ぴゆうさんへ♪

ちょっと無謀ですよね、壮太。
若さ故ってことにしておいてください・・・(^^;

もう、本当にここらへんは読んでいてまどろっこしいというか、退屈だと思います・・・。
ごめんなさい、もうちょっとの辛抱ですので。
(って、こんなことを読者様にお願いする作者って、ありえないですね)(^^;
2011/12/03 【秋沙 】 URL #mQop/nM. [編集] 

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2011/12/08 【】  # 

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